昨年の10月ごろ、マイケル・モリアーティ氏の定期投稿に「この記事はこれから1か月お休みします」とアナウンスがありました。「ヨーロッパへ行って『ホロコースト 戦争と家族』関係のドキュメンタリー制作に協力する」とのこと。 協力先としてアリス・アグネ…
はてなダイアリーからはてなブログに引っ越しました。以前の記事やコメントはすべて引き継いでいますので、変わらずお引き立てをお願いいたします。 また、この機会にカテゴリも少し改良しています。 変更点としては、新しく「舞台」カテゴリを追加し、映像…
去年の夏(アメリカでの番組更改時期)、ディック・ウルフのシカゴ・シリーズのひとつである『シカゴ・ジャスティス』がシーズン1で打ち切りの噂が流れ、そのメインキャラのASAピーター・ストーン(フィリップ・ウィンチェスター)がL&O SVUにシーズン19後…
エリック・ドルフのスライドフィルム上映会、以前はハイドリヒに対して行っていましたが、今回はアウシュビッツの写真をカルテンブルンナーに見せています。移送列車の到着から選別、特殊処理、焼却炉。カルテンブルンナーは特段の印象を受けた様子もなく、…
Law & Order:UK の放送がお休み中なせいで、ベン・ダニエルズの顔が見たくなるとこの映画をかけています。私のは米国版"Conspiracy" ノーリージョンのDVDです。『謀議』の邦題で日本版DVDもあり。『ホロコースト』のヴァンゼー会議の場面をレビューするとき…
前の場面の続きです。長官室にエルンスト・カルテンブルンナーが入ってくる。ハイドリヒの死後、RSHA長官のポストを継いだのです。暗殺前のハイドリヒが「そこら辺のちんぴらと変わらん」と言っていた通りの粗野な人物であり、そのことを隠そうともして…
UK1-4「因縁の棲家」のベースはプライムの4-8「過去から届いた挑戦状」。元エピソードはドラマチックな緊張にみちており、これをリメイクするのは野心的な試みだと思います。さらにプライム4-8は演出に微妙なユーモアが混じっています。ストーンはエピソード…
マイケル・モリアーティの過去作品のうち、1973年の舞台Find Your Way Home が気になっていて、原作を読んだり映像や写真を探したりしていたんですが、その関連でやっと見つけたのがこちらの、1974年トニー賞授賞式のテレビ放送の録画です。なんと40年前。ト…
世間は Law & Order: UK の話で盛り上がっているこのごろ・・・ いつも周回遅れの私は第2話をいまごろ見まして、でやっぱりストーン時代のオリジナル・エピソードを思い出してそっちの話をしたくなってしまいます。かなり好きなエピソードなのに感想書いてな…
ある掲示板に最近「Law & Order のマイケル・モリアーティ」というスレッドが立ち、2日のうちに次々とレスポンスがつきました。ファンにとっては必ずしも嬉しい書き込みばかりではないですが、抜粋して紹介します。というのもL&O降板騒動当時の彼の常軌を逸…
先月注文したビニール盤、約束どおりCDコピー付きで届きました。 十数曲入ってますが、"Street of Laredo" をもとにした主題曲と、“ブルースのテーマ”、それに "Look Before You Weep" のバリエーションが主です。"Look Before You Weep" は、映画ではシン…
ヘウムノの場面で「ドイツの化学の力を借りる」と言っていたエリック・ドルフが、民間の会社の研究所を訪ねてきています。今回の任務はツィクロンBの調達です。前の幕で涙を流したエリックは、この場面では泣きやんだばかりの子供のような表情をしています…
このところあまり映画やドラマを見なくなって、暇があれば本を読んでいるという生活です。もともと読書が基本だから、ここ2年は今までになくテレビを見ていた時期で、元に戻りつつあるだけなのですが。それで映画 Bang the Drum Slowly の同名の原作(1956年…
『ゴッドファーザーPARTIII』を何度目かに観ていると、「バティカン銀行に影響力を持つ大司教」の風貌に見覚えが。この人がベン・ストーンと喧嘩しているところをどこかで見たぞ・・・ と思って調べたら、1-20「テロリストの悲劇」に一場面だけ弁護士役で出…
Sweatshop = 社会的弱者を安い賃金と劣悪な条件で働かせる縫製工場の話。「善良そうな夫婦が裏部屋にダッハウを隠しているなんて誰も信じたがらない」とストーンが、「奴隷制?今は20世紀だと思っていたが」とシフが言ってましたが、21世紀になっても同じこ…
『ホロコースト』やっとディスク4に入りました。ベルリンの親衛隊本部に、アウシュビッツの司令官ルドルフ・ヘースが呼ばれて来ていて、ヒムラーから収容所を拡張する任務を与えられる。この場面の会話については時代背景3/3の記事で既出です。もう一年…
シーズン18の初めから、政治家になったことにとまどいを見せていたマッコイですが、ここにきてやっと検事長としてのキャラクターを確立し、有権者(ほんとうは視聴者)のお墨付きを得ようという回だと思います。その意味でマッコイ集大成+トリビアクイズの…
美容整形をめぐる話。いちおう社会問題ですが残酷な殺人が起こるわけでもない地味なプロットで、たぶん誰も覚えていないエピソードじゃないかと思います(しかも、放送とタイミングずれてるし)。しかしこの次の15-7「知事の恋人」と同じく、やっぱりゲスト…
出版物ネタですが、こんどは読めもしないドイツ語です。デア・シュピーゲルといえば、米国のタイムやライフにも匹敵するメジャーな雑誌。これの1979年第5号(1月29日付)の表紙はごらんの通り、親衛隊の制服を着たマイケル・モリアーティの大写しです。http:…
とりあえず緊急情報!『空の大怪獣Q』がイマジカBSで放映されます。公式ページによると放送予定は次の通り05月03日(土) 17:00〜18:45 05月05日(月) 深夜01:00〜深夜02:45 05月22日(木) 19:15〜21:00 05月31日(土) 深夜04:45〜06:30アドレスはこちら http:…
前の幕では、銃殺隊の非効率さに気づいたヒムラーから、もっとましな方法を探すよう命令が下りました。ユダヤ人問題の最終解決のため、効率的で人手のかからない、いわば産業的な手法を開発しようというのです。エリック・ドルフはその命令に従ってポーラン…
タイトルの後、カメラはマンハッタンのあるアパートメントに切り変わり、棚に飾られている写真とトロフィを順番に映していきます。BGMに "Alenoo" のピアノ版がさりげなく流れます。この映像と続くシーンで、主要登場人物のバックグラウンドが語られるのです…
冒頭、スーツ姿にトレンチコートを手にしたマイケル・モリアーティが、記者に囲まれてマンハッタンの高位裁判所の階段を下りてきます。あれ、番組を間違えたかな?と思う一瞬です。が、よく見るとその表情はおだやかでベン・ストーンとは違うし、喋り方には…
ひさしぶりに「音楽」カテゴリで。 マイケル・モリアーティのジャズアルバム Sweet 'n Gritty に "Alenoo" という曲が入っています。ちょっと不思議な感じのイントロとロマンチックなテーマを持った、静かな美しいジャズ・ワルツ。アルバムではインストです…
アインザッツグルッペBの司令官ネーベ大佐が、親衛隊国家指導者のヒムラーを銃殺隊の視察に連れてきました*1。ハイドリヒの頭ごしに手柄を狙ってのことでしょうが、ネーベは気の回らない人物なうえ、ヒムラーは「腰抜けの養鶏屋」*2で、この企画はとうぜん…
ストーンとマッコイはどうしても対比して語りたくなりますが、ストーンとカッターは共通点の方が目につきます。なんだか抑圧が強そうなところとか母性本能を刺激するところとか。ルックスも、目の印象は強いのに口許や顎の線が細いところが同じ。下のリンク…
1942年1月のヴァンゼー会議の幕です。しかしこのドラマはもともとけっこう脚色が入っており、かならずしも史実通りではありません。ヴァンゼー会議については、リィンさんに教えてもらって買ったTV映画作品があり、会議のアウトラインについてはそちらの方…
痛い目にあう上級検事補たち、の話です。怪我してたり襲われたりするところは、ファンにとってはどうしても目が離せないし、反則に近いんじゃないかと思いますが、そういうところを集めてみました。ベン・ストーンは1-3「死神の使い」(放送では1-4)でいき…
タイトルだけ野心的ですが、たぶんストーンの話ばかりになるかと(笑) この前の記事で、ベン・ストーンの「vulnerability=あやうさ」が魅力だって話をしましたが、じゃあその危なっかしい感じはどこから来ているんでしょうか?これがなかなかはっきりと名…
Law & Order の放送をあまりちゃんとフォローしていない私は、アーサー・ブランチ登場を今ごろになって観ました。いやーこの人、見ていてものすごく違和感があるんだけど、それがイイんですよね。まず浮かぶのは「この人、本当に役者かしら?」という疑問で…