Alenoo

 
ひさしぶりに「音楽」カテゴリで。
 
マイケル・モリアーティのジャズアルバム Sweet 'n Gritty に "Alenoo" という曲が入っています。ちょっと不思議な感じのイントロとロマンチックなテーマを持った、静かな美しいジャズ・ワルツ。アルバムではインストです。

ライナーノーツにはこの曲について次のようにあります。

Alenoo はテレビの The Equalizer のために書いたものだ。この曲には実は歌詞がある。それもチェコスロバキア語の!ジェイ・レノのザ・トゥナイト・ショウでは「歌詞を間違えたとして誰が気がつく、マイケル?」と言われた。その通り。だから歌はあきらめてメロディに集中することにした。この曲は何度演奏しても飽きないし、クラブでもとくに聴衆受けがよいのだ。

The Equalizer は邦題「ザ・シークレット・ハンター」。以前にモリアーティがゲスト出演したシーズン4エピソード「星の炎」を紹介していますが、シーズン3(1987年)にも "Encounter in a Closed Room" 「再会」というエピソードがあって、そこでこの曲を演奏して(そしてチェコ語で歌って)いるらしいのです。(シリーズについてはザ・シークレット・ハンターの項を参照)

モリアーティの役はチェコスロバキアの科学者で、Alenoo (アレヌー)とは同じくチェコ出身のヒロイン、アレナの愛称らしい。彼女に捧げた曲ということなのかな。

ストーリー上、遺伝子工学者が歌う必然性はやっぱりなさそうなので、モリアーティの方から出演の条件として「歌わせてくれ」と言ってたんじゃないかという気がします。そして制作側の答は「いいけど、歌詞はチェコ語で」だったとか(笑) 「星の炎」と同じく、自分のやりたいように役を作っているならぜひ観たいです。

それでまたもや1話のためだけにDVDボックスセットを買うはめに。でも「星の炎」は去年一番の掘り出し物だったし、このシリーズはなかなかクオリティ高いと思っているのでそれほど惜しくはない・・・ と思ってあまり考えずに注文したらリージョン4(どこだ?)のPALという変なスペックのが届きました。またこんど感想書きます。