タイトルの後、カメラはマンハッタンのあるアパートメントに切り変わり、棚に飾られている写真とトロフィを順番に映していきます。BGMに "Alenoo" のピアノ版がさりげなく流れます。この映像と続くシーンで、主要登場人物のバックグラウンドが語られるのです…

冒頭、スーツ姿にトレンチコートを手にしたマイケル・モリアーティが、記者に囲まれてマンハッタンの高位裁判所の階段を下りてきます。あれ、番組を間違えたかな？と思う一瞬です。が、よく見るとその表情はおだやかでベン・ストーンとは違うし、喋り方には…

「星の炎」のラストシーンです。セティとアンバーのお別れに涙したと思ったら、驚愕の事実がさらりと明らかにされ、それまでの話の前提が全部ひっくり返りそうになります。 ドクター・ウルフはセティをどこかに入院させる手配をしたらしい。セティも別の惑星…

マコールから「かつて友人だったが、今は自分の命を狙っている人物」の名前を訊かれたセティは答えません。しかし、ミッキーが答を調べてきます。クリントン・ブランダウアー博士、エアロダイメンションズ社の元技術部長で、ロケット事故の直後、執行役員に…

「星の炎」のビデオをYouTubeで見つけました。だけどなんとドイツ語吹替版 "Der Equalizer"（笑）いやーこんなのがあるなんてびっくりです。 エピソードタイトルも入っていないので普通なら見つからなかったと思うんですが、 The Equalizer で検索して出てき…

前の記事で、「モリアーティが宇宙人だと言うつもりはない」って書きましたが、訂正します。考えれば考えるほど、セティはモリアーティ自身だという気がする・・・つまり彼が現実世界に感じていた違和感を体現しているんじゃないかと思えるんです。では、こ…

セティと二人になったマコールは、一緒に歩いてビルの地下にあるねぐらに向かいます。最初は懐疑的だったマコールが、だんだんこの宇宙人に影響されはじめる場面です。マコール セティとは君の本当の名前じゃないね？ セティ どうして？ マコール SETIという…

この前ご紹介したとおり、この"The Equalizer" はシリアスでハードボイルドな事件を扱うシリーズなんですが、エピソード Starfire 「星の炎」はちょっと変わった、忘れがたい感じに仕上がっています。哀しさとユーモアが混じった不思議な雰囲気、というべき…

マイケル・モリアーティの作品のうち、テレビドラマのゲスト出演はたくさんありすぎて今までチェックしていませんでしたが、このドラマでは彼がエミー賞のゲスト男優部門にノミネートされたそうなので見てみることにしました。"The Equalizer" シーズン4の15…

『ガラスの動物園』ポール・ニューマン監督、1987年作品。はるか昔にレビューした1973年の"The Glass Menagerie" と同じ話です。キャストはアマンダ：ジョーン・ウッドワード（ニューマン監督夫人）、ローラ：カレン・アレン、トム：ジョン・マルコビッチ、…

コメント欄で『ガラスの動物園』の話が出たので取り上げてみました。（最近、コメントからネタをいただいてばかり・・・ありがとうございます。）テネシー・ウィリアムズの戯曲をＴＶドラマ化した1973年の作品。キャサリン・ヘプバーンが主演（アマンダ・ウ…