カセットデッキ

 
棚を整理してたら、奥の方に何か機械が見える・・・ ひっぱり出すと旦那の古いカセットデッキです。ずっと昔に捨てたと思ってたけど、まだあったんだ。
で、それを見たとたん何かを思い出しそうになりました「ああ、これで何か聴かなきゃいけなかったんだ」って。

よくよく考えると、モリアーティの作品の中で「媒体がカセットテープ」というのがひとつあったのですよ。
One Flew Over the Cuckoo's Nest  『カッコーの巣の上で
ジャック・ニコルスン主演の映画が有名ですが、原作も60年代のアメリカでベストセラーとなった小説です。

これをマイケルが朗読してるのがそのオーディオブック。だいぶん以前に何かで知って、でもプレイヤーがないからと思って買わなかったんですね。
彼自身、「あの作品のことを知っている人は多くないんだ」とどこかで言っていたくらいです。そりゃ今の時代、カセットテープを聴ける環境は少なくなっているでしょう・・・

しかし!この棚から出てきたデッキさえあれば!(まさに棚からぼた餅。)
ファンとしては、彼が本一冊を朗読しているのを聴けるのは至福であります。ドラマや映画の台詞は最終弁論みたいな長いものでもせいぜい数分だけれど、それに比べればずっと長いはずだから。
ニコルスンのキャラクターであるマクマーフィや、精神病棟の患者たちをどんな風に演じているのかも興味あるところです。

さっそく商品を探したらありました。アマゾンじゃなくB&N書店のサイトです。納期が4週間くらいかかるからその間に原作を読んでおこうと思って、こっちはKindleにダウンロード。これで、テープが届く頃までには聞き取り対策も万全のはず。

ですが・・・後から気づいたんだけど、このデッキ、動くんだろうか。動作確認しようにも他のテープはないし。というかもう注文しちゃったから遅いんだけど(笑)