Law & Order 食べ物シリーズ 後編

 
食べ物シリーズ、後編です。シーズン4はシーズン3よりさらに頻度が高く、2回に1回は食事シーンあり。そして、食事シーンがストーリーの重要な部分に絡むようになります。

4-1 Sweeps TVのリアリティ・ショー放送中に起きた殺人の話。ブリスコー&ローガンがオリベットとレストランで話している。前もあったけどオリベットの方がよく食べてます。 

4-3 Discord レイプ魔ロックスターの話。ブリスコー&ローガン、日本式の定食屋みたいなところで昼食中。お箸の使い方はブリスコーの方が上手い。ローガン、バンビューレンのやり方に文句を言ってる。「クレイゲンとロビネット」の項で書いた通り、この話はもともとシーズン4の最初のエピソードだったんだろうと思います。

4-4 Profile ブリスコー&ローガン、通りでかき氷(白)を買って食べてます。やっぱりスプーンなしで食べるものみたいですな。

4-6 Pride and Joy バンビューレンのオフィスで警察三人、中華のデリバリーをシェアしております。おっと、一緒に食べるくらい馴染んできたのね。よかったよかった。ローガンだけプラスチックのフォークを使っていて、やっぱりお箸が苦手なのかな?と思わせます。

4-7 Apocrypha カルト教団の話。ブリスコー&ローガン、中南米系?のレストランで並んで食事しながら書類を調べています。ローガン、自分の教会嫌いを語る。偶然なんでしょうが二人の食べる動作がシンクロしてるところがあります。息ぴったり(笑)

4-8 American Dream ここまで検察組の食事場面なしでしたが、これは有名な(?)シーンです。スワンに民事で訴えられたストーン、キンケイドとレストランで食事中。会話するうちに何かを思いつき、勝手に勘定を頼む。キンケイドが「あの、この食べかけはどうします?」と言う。To go(テイクアウト)にしてもらったんですね。次のシーンではオフィスで二人、さっきの料理をアルミの皿から食べております。

4-9 Born Bad 子供が子供を殺した話。ストーンがどこかのバーのカウンターでビールを飲んでいる。これは最初で最後ですね。食事の皿が来たのと同時に被告側のヘレン・ブローリン弁護士がやってきて隣に座る。ストーンが一口食べたところでブローリンが取引したいと言い出し、翌朝のアポを取る。立ち上がろうとする彼女に「飲んでいくか?」  ストーンにこんなことを言ってもらったのはこの人だけなのでなかなか羨ましいです。しかし大人同士が仲良く取引を計画している間、被告の少年は人生に絶望しているというやりきれない話でした。ブローリン弁護士は、最近の放映分(シーズン9と10)にも続けて出演してるのを見かけました。

4-13 Breeder ストーン&キンケイド、日本食(?)レストランでお昼を食べてます。キンケイドはつついてるだけですが、ストーンはまた小さいお茶碗とお箸でちまちまと食べながら喋っています。

4-16 Big Bang 検事長室の三人のうち、シフだけサンドイッチを食べているパターン。けっこうな勢いで食べているのでおいしそうに見えますねぇ。

4-18 Wager 27分署で、バンビューレンとブリスコーはサンドイッチを。ローガンは紙容器からスプーンで何か食べてる。何だろうあれ。ヨーグルトで我慢してるとは思えないんだけど。

4-19 Sanctuary ハーレムで起きた轢き逃げを「昼飯までには捜査にかかってくれるんだろうな」と嫌味を言う牧師にローガンが「ああ、ドーナツ食ってからな」と反撃している。その夜、ローガン&ブリスコーはピザで夕食をすませている。そこにプロファチが牧師再来襲の知らせを持ってきて、ピザにありつく。

それから、寿司屋でストーンが食事しているところにシャンバラ・グリーン弁護士がやってくるシーン。いつものお箸+お茶碗ですが、ちょっとこぼしているように見えます。「今だけ勝負抜きで話をしよう」と休戦を申し出ながら、カウンターの上を手で払ってます(笑) だけどこの後の台詞はモリアーティが一番言いたかったところ、重要なシーンです。

4-22 Old Friends 食事シーンはありませんが、最後にストーンがウィスキーを呷っているところで締めましょう。ただし、グラスの中身は色つきの水だと思います。通常、撮影で使うハードリカーは見せかけで、ビールだけは本物を使うと聞いたことがあります。グラスの内側を伝う液体の様子をよく見ると本物の酒か色水か判ることがありますが、このシーンではストーンがグラスを抱え込んでるのでそこまではわかりません。ですがモリアーティの日記によると、このシーンとシフとの最後の会話の後にも何場面か撮る予定だったらしいから、酔っぱらうわけにはいかなかったでしょう。(「ベン・ストーンとの最後の日々」を参照)



シーズン4では、「ストーンが一人で食事しているとロビネットがやってきて・・・」のパターンは、代わりにキンケイドがやってくるのではなく「被告弁護人が来襲する」になりました。

ということは、ストーンが行先メモを残していたわけではない。やはりロビネットが独自の情報網と行動分析によってストーンの所在を把握していたのでは?そして転職したロビネットが弁護士ネットワークにその情報を流し始めたというのが私の説。彼はそうやって顔を売り、引き換えに判事の情報を手に入れたりしてたんです。こんな感じですね。

「はい、ウッドワード、マーティン&シュウォーツです。ご用件をどうぞ」 「ポール・ロビネットを」 「お待ちください」

「ロビネットだ」 「こちらブローリン。BS位置情報を」 「1930現在の座標、XXXX.YYYY.ZZ. グッドラック」 「サンクス」

シーズン6でストーンがヨーロッパにいることを掴んでいたのもうなずけます。おそるべしロビネット