ユニフォーム ＆ のりものシリーズ
以前に「やりましょう」と言ってやってなかった、マイケル・モリアーティ in 制服＆軍服特集です。男子の夢、のりものシリーズも一緒にやっちゃいます。前にリィンさんのところでサム・ウォーターストンの乗り物シリーズをやってらして、宇宙船（飛んでないけど）っていうのが一番面白かったけど、それを超えるものはさすがにない。ライト・フライヤーくらいですかね。
"My Old Man's Place" ベトナムから帰還してきた直後のトゥルービーとジミーは陸軍のブルーの制服を着てます。上等兵の腕章。なんと呼ぶのか、ちょこんと頭にのっけてる歩兵の帽子が可愛い。でも、嫌な思い出を忘れたいトゥルービーは、早々に軍服を売り払って平服に着替えてしまう。
"Bang the Drum Slowly" ニューヨーク・マンモスのユニフォームは、ホームゲーム用が白地に細いストライプ入り、ビジター用は霜降りっぽいグレイ。キャップ、アンダーシャツ、ストッキングは紺。要するにヤンキースとほぼ同じ、ロゴもＮＹ。ヘンリーがロッカールームで着替えてるシーンあります。ピッチャーなので紺色サテンのウォームアップジャケットを着こんでいることも多く、これが似合ってて可愛いんですよね。
『さらば冬のかもめ』 海軍の刑務所で勤務してるんですが、役名は海兵隊O.D.となってます。この辺の区別がよくわからない・・・カーキのシャツに同色のタイ。白いベルト、濃色のパンツ。カーキはあんまり似合わないな（笑）
"Shoot It Black, Shoot It Blue" 登場時、巡査の制服（青シャツ、黒ネクタイ、黒ズボン）を着て白バイに乗っております。白ヘルメットに黒いレイバンのサングラスで決めてるんですが、この乗り物がなぜか三輪のバギーで、かっこいいのか何だかわからない（笑）乗りにくそうな代物です。私はあれでカーブを曲がる自信はないぞ。
同じ制服に、黒い制帽のシーンもあります。ここで衣装について力説したい、マイケルはこういうひさし付きの帽子を被らせたら最高に似合う！いかつい帽子とベビーフェイスの対比がたまりません。
"The Deadliest Season" アイスホッケー・チームのユニフォームを着て、リンクを滑っているところはなかなかサマになってます。ここでも白いヘルメット。
"The Winds of Kitty Hawk" ライト兄弟のひとり、ウィルバー・ライト役。乗り物の中で、これは他の誰もやってないだろうという・・・人類初の飛行機、ライト・フライヤー！それに、飛行”機”になる前の開発段階、凧みたいなグライダーでの初飛行も感動的です。さすがに実際に飛んでいる場面はスタントマンを使っていると思いますが。
『ホロコースト』 制服を着ている作品の中で、時代考証も仕立ても一番しっかりしていそうです。エリック・ドルフが親衛隊に入隊した1935年当時の制服は黒服に鉤十字のついた赤い腕章でした。初登庁の朝、黒ずくめの父親の姿を見た幼い長男は怯えて泣き叫びます。エリックは自分でも「怖く見える」といい、『イリアッド』のヘクトルを引き合いに出します。
1940年、戦場で着ている制服はグレイに変わっています。1942年、ヴァンゼー会議ではまた黒服に黒いオーバーコートですが、その後はオフィスでの場面でもグレイの詰襟を着てます。
『ペイルライダー』 ちょっとだけど馬に乗ってます。クリント・イーストウッドと並んでいるところでも手綱さばきは見劣りしません。
『ザ・スタッフ』 産業スパイなのに、その工場から盗んだタンクローリーを運転している。目立つってば（笑）しかも着ているのが工場の作業着、レモンイエローのつなぎというバカバカしい格好。でもいちおうユニフォームなので（笑）
"The Hanoi Hilton" 海軍パイロットの役、階級は少佐。ただ、トップガンみたいなのを期待してはいけません。もっと地味です。最初だけ、カーキのシャツに同色のパンツ、紺ネクタイの制服姿でインタビューを受けてます。（やっぱり、カーキはあまり似合ってない。）
白ヘルメットにフライトジャケットで艦載機のコクピットに座ってるシーンも一瞬あり。でもすぐに撃ち落とされて、あとはずっと囚人です。
『悪魔の赤ちゃん３ 禁断の島』 帆船でカリブ海を旅する。往路は乗客でしたが、帰路は自分で操縦するはめに。
『大韓航空機撃墜事件』 空軍少佐。情報部の将校だから、パイロットを期待するとやはりがっかり。仕事中はだいたい肩章つきの空色シャツにブルーのタイで腕まくりしてます。最後のシーンだけブルーのジャケットを着用して、突然ハンサムに変身（笑）
『戦火の勇気』 陸軍准将。戦場での場面では迷彩の野戦服姿がちらっと映る。ペンタゴンでは、アーミーグリーンの軍服の胸に勲章とか階級章とかいっぱいつけてます。デビュー作の歩兵から、ずいぶん出世しましたねー（笑）
[追記] ハーシュバーグ将軍が普段着ている軍服の右肩につけているワッペン（shoulder sleeve insignia）。赤と白の背景に後脚で立ち上がった馬の模様は、11th Armored Cavalry Regiment（第11機甲連隊、でいいのかな？）のもののようです。といっても、検索して見つけたというだけですが。
最後のほうの場面では、紺色の正装姿も。金モールのついた帽子は、若い頃とまた違った似合いかたです。
